- 歌の意味
- いたけもる海人を見る時節になったことだ。えぞかけ島を煙が立ちこめている。
- 鑑賞
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雑歌 1009
詞書は前の歌に続き「題しらず」
いたけもる海人を見る時節になった、えぞかけ島を煙が立ちこめている、と詠む。初句の「いたけもる」や四句の「えぞかけ島」は語義や所在が定かでないが、海辺の人々が藻塩を焼くなどの仕事にいそしむ時節に、島に煙が立ちこめるさまを詠んだものと見られる。
初句「いたけもる」は、語義が定かでない。
二句「海人見る時に」は、海人の姿を見る時節に、の意である。
三句「なりにけり」は、なったことだ、の意である。ここで句切れとなる。
四句「えぞかけ島を」は、所在の定かでない島の名である。
結句「煙籠めたり」は、煙が立ちこめている、の意である。
あま:漁師
- 作者
- 西行
- 出典
- 山家集
- 前の歌
- 里人の大幣小幣立て並めて 馬形結ぶ野辺になりけり
- 次の歌
- もののふの馴らすすさみはおもだたし あちそのしさり鴨の入れ首