光さす三笠の山の朝日こそ
げに万代のためしなりけれ
- 歌の意味
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光の差す三笠山の朝日こそが、まことに万代までも続く御代の手本であることだ。
- 鑑賞
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雑歌 1178
詞書は前の歌に続き「祝ひ」
光を放って差し昇る三笠山の朝日こそが、まことに万代にわたって続く御代の手本であることだ、と詠む。
三笠山は春日大社の背後の山で、藤原氏の氏神を祀る地として、また天皇を守る「御蓋」に通じる名として、祝いの歌に詠まれる。毎朝変わらず昇る朝日に、永遠に続く御代を重ねて祝っている。前歌の夜空の星に対して、本歌は朝の日の光を詠んでいる。
初句「光さす」は、光の差し込む、の意である。
二句「三笠の山の」は、大和国の三笠山の、の意で、歌枕である。
三句「朝日こそ」の「こそ」は強意の係助詞で、結句の已然形「けれ」で結ぶ係り結びとなる。
四句「げに万代の」の「げに」は、まことに、本当に、の意である。
結句「ためしなりけれ」は「こそ」の結びとして已然形で、手本であることだ、と詠嘆を込めて結ぶ。
みかさのやま:大和国の三笠山。春日大社の背後の山
げに:まことに、本当に
- 作者
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西行
- 出典
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山家集
- 前の歌
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君が世は天つ空なる星なれや 数も知られぬ心地のみして
- 次の歌
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万代のためしに引かん亀山の 裾野の原に茂る小松を