あさましやいかなるゆゑの報いにて
かかる事しもある世なるらん
- 歌の意味
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あきれるほど嘆かわしいことだ。いったいどのような因縁の報いで、このようなことが起こる世なのだろう。
- 鑑賞
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雑歌 1231
詞書「これもついでに具して参らせける」
前歌とともに崇徳院のもとへ奉った一首である。なんとあきれるほど嘆かわしいことか、いったいどのような前世の因縁の報いで、このようなことが起こる世なのだろう、と詠む。
帝王であった崇徳院が配流の身となるという、ありうべからざる事態を、前世の業の報いとして捉えようとしながらも、なお理解しきれない驚きと嘆きとを率直に表している。
初句「あさましや」は、あきれるほど嘆かわしいことよ、と言い切る初句切れである。
二句「いかなるゆゑの」は、どのような因縁の、の意である。
三句「報いにて」は、前世の業の報いで、の意である。
四句「かかる事しも」の「しも」は強意の副助詞で、ほかでもないこのようなことが、の意である。
結句「ある世なるらん」の「らん」は原因推量の助動詞で、起こる世なのだろう、と結ぶ。
むくい:前世の行いの結果として受ける報い
- 作者
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西行
- 出典
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山家集
- 前の歌
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世の中を背くたよりやなからまし 憂き折節に君逢はずして
- 次の歌
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ながらへてつひに住むべき都かは この世はよしやとてもかくても