- 歌の意味
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烏崎の浜の小石かと思うことよ。白も混じらない菅島の黒い小石は。
- 鑑賞
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雑歌 1384
詞書は前の歌に続き「伊勢の答志と申す島には、小石の白の限り侍る浜にて、黒は一つも混じらず、向かひて菅島と申すは、黒の限り侍るなり」
白い小石の一つも混じらない菅島の黒い小石は、烏崎の浜の小石かと思うことだ、と詠む。
菅島の小石の黒さを、「烏」の名を持つ烏崎の浜の小石に見立てている。前歌が答志の白い小石の由来を詠んだのに対し、本歌は菅島の黒い小石を詠んでおり、白と黒とが対をなしている。
初句「烏崎の」は、地名の烏崎の、の意で、「烏」の黒さを響かせ、字余りとなっている。
二句「浜の小石と」は、浜の小石かと、の意である。
三句「思ふかな」の「かな」は詠嘆の終助詞で、三句切れとなる。
四句「白も混じらぬ」は、白い小石も混じらない、の意である。
結句「菅島の黒」は、菅島の黒い小石で、体言止めで倒置によって見立ての対象を示している。
からすざき:地名。「烏」の黒さを響かせる
- 作者
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西行
- 出典
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山家集
- 前の歌
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さき島の小石の白を高波の 答志の浜に打ち寄せてける
- 次の歌
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合はせばや鷺と烏と碁を打たば 答志菅島黒白の浜