- 歌の意味
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対戦させてみたいものだ。白い鷺と黒い烏とが碁を打つならば、答志と菅島の黒と白の浜の石を使って。
- 鑑賞
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雑歌 1385
詞書は前の歌に続き「伊勢の答志と申す島には、小石の白の限り侍る浜にて、黒は一つも混じらず、向かひて菅島と申すは、黒の限り侍るなり」
白い鷺と黒い烏とに碁を打たせるならば、答志と菅島の、白と黒の浜の小石を碁石として対戦させてみたいものだ、と詠む。
白と黒の小石を碁石に見立て、さらに白い鷺と黒い烏を対局者とする、ユーモアあふれる空想の歌である。白と黒の小石の連作を、碁の対局という楽しい趣向で締めくくっている。
初句「合はせばや」の「ばや」は願望の終助詞で、対戦させてみたいものだ、と言い切る初句切れである。
二句「鷺と烏と」は、白い鷺と黒い烏とに、の意である。
三句「碁を打たば」は、碁を打つならば、の意である。
四句「答志菅島」は、白い小石の答志と黒い小石の菅島である。
結句「黒白の浜」は、黒と白の小石の浜で、体言止めとなっている。
ご:碁。白と黒の石を用いる盤上の遊戯
- 作者
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西行
- 出典
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山家集
- 前の歌
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烏崎の浜の小石と思ふかな 白も混じらぬ菅島の黒
- 次の歌
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今ぞ知る二見の浦の蛤を 貝合はせとて覆ふなりけり