呉竹の今いくよかは起き伏して
庵の窓をあけおろすべき
- 歌の意味
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呉竹の節のように、あと幾夜、起きたり寝たりして、庵の窓を開けたり閉めたりすることになるのだろう。
- 鑑賞
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雑歌 1428
詞書なし
呉竹の節の数のように、あと幾夜、起きたり寝たりしながら、庵の窓を開け閉めすることになるのだろう、と詠む。
残された命の短さを思いつつ、庵での単調な日々の繰り返しを見つめている。「いくよ」に「幾夜」と竹の節間の「節」とを掛け、「起き伏し」に竹の「節」を響かせて、呉竹の縁語を連ねている。
初句「呉竹の」は、呉竹の、の意で、竹の縁語を導いている。
二句「今いくよかは」の「いくよ」は、「幾夜」と竹の節間の「節」を掛け、「かは」は疑問で、あと幾夜、の意を表す。
三句「起き伏して」は、起きたり寝たりして、の意で、竹の「節」を響かせている。
四句「庵の窓を」は、庵の窓を、の意である。
結句「あけおろすべき」は、開けたり閉めたりすることになるのだろう、の意である。
いくよ:「幾夜」と、竹の節間をいう「節(よ)」を掛ける
おきふし:起きたり寝たりすること。竹の「節」を響かせる
- 作者
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西行
- 出典
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山家集
- 前の歌
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思ひ出でて誰かはとめて分けも来ん 入る山道の露の深さを
- 次の歌
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その筋に入りなば心何しかも 人目思ひて世に包むらん