- 歌の意味
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信楽の杣山の大路は、人の通いをとどめてくれ。初雪が降ったのだ、向こうの山の山人よ。
- 鑑賞
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百首 1483
詞書「雪十首」
雪十首の一首目である。初雪が降ったので、信楽の杣山の大きな道は人の往来をとどめて、雪を踏み荒らさないようにしてくれ、と向こうの山の山人に呼びかける。
信楽は近江国の地名で、杣山として知られた。積もったばかりの初雪を惜しみ、人に踏ませまいとする心は、花十首の第千四百五十九首で花の雪に跡をつけまいとした心と通じている。「むこの山人」は、向こうの山の杣人の意に解する。
初句「信楽の」は、近江国の地名で、材木を切り出す杣山として知られた。
二句「杣の大路は」は、杣山の大きな道は、の意である。
三句「とどめてよ」は、人の通行をとどめてくれ、の意で、命令形により三句切れとなる。
四句「初雪降りぬ」の「ぬ」は完了で、初雪が降ったのだ、の意であり、四句切れとなる。
結句「むこの山人」は、向こうの山の山人よ、の意に解され、呼びかけとなっている。
そま:材木を切り出す山、杣山
やまびと:山に住む人、杣人
- 作者
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西行
- 出典
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山家集
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月の夜やがて友とをなりていづくにも 人知らざらん住みか教へよ
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急がずは雪に我が身や留められて 山辺の里に寺を待たまし