- 歌の意味
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すばらしいことだ。朝倉山の空から、慕うように現れ出た明けの明星の光よ。
- 鑑賞
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百首 1523
詞書「神祇十首、神楽二首」
神祇十首の一首目で、神楽を詠んだ二首のうちの一首目である。朝倉山の空から、慕うように現れ出た明けの明星の光がすばらしい、と詠む。
宮中などの神楽では、夜を徹して神楽歌が歌われ、明け方に「朝倉」「明星」などの曲が歌われた。本歌は、その曲名である「朝倉」と「明星」を詠み込み、夜明けの神楽の場で明星が姿を現すさまを描いていると見られる。
初句「珍しな」の「な」は詠嘆の終助詞で、すばらしいことだ、の意を表し、初句切れとなる。
二句「朝倉山の」は、神楽歌の曲名「朝倉」を思わせる山の名である。
三句「雲居より」は、空から、の意である。
四句「慕ひ出でたる」は、慕うようにして現れ出た、の意である。
結句「明星の影」の「明星」は、明け方に東の空に輝く金星で、神楽歌の曲名「明星」をも思わせる。体言止めとなっている。
あかぼし:明け方に輝く金星、明けの明星
くもゐ:空
- 作者
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西行
- 出典
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山家集
- 前の歌
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世の中に亡くなる人を聞くたびに 思ひは知るを愚かなる身に
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名残いかに返す返すも惜しからし 其駒に立つ神楽舎人は