世とともに恋ひつつ過ぐる年月は
変はれど変はる心地こそせね
- 歌の意味
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いつまでも恋い続けながら過ごしていく年月は、移り変わってはいくけれども、変わるような気持ちはしないことだ。
- 鑑賞
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巻第七 恋歌上 192
長い年月を恋い続けて過ごしてきたが、年は改まっても恋の苦しさは少しも変わらないと嘆く一首である。歳月の移ろいと、変わらない恋心との対比が主題となっている。
初句「世とともに」は、いつまでもずっとという意で、恋の続く長さを示す。
二句「恋ひつつ過ぐる」は、反復継続の接続助詞「つつ」で、恋い続けながら過ごしていく日々を表す。
三句「年月は」は、係助詞「は」で歳月を主題として取り立てる。
四句「変はれど変はる」は、同じ語を逆接で重ね、年月は変わっても心は変わらないという対照を際立たせている。
結句「心地こそせね」は、係助詞「こそ」と打ち消しの助動詞「ず」の已然形「ね」による係り結びで、変わる気持ちがしないことを強く言い切る。
よとともに:いつまでも。生涯ずっと
- 出典
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詞花和歌集
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谷川の岩間を分けて行く水の 音にのみやは聞かむと思ひし
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わが恋は夢路にのみぞ慰むる つれなき人も逢ふと見ゆれば