はし鷹の今日やしらふに変はるらむ
とかへる山に雪の降れれば
- 歌の意味
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はし鷹の羽は、今日は白い斑に変わるのだろうか。鷹が羽を生えかえる山に、雪が降っているので。
- 鑑賞
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冬歌 377
詞書は前の歌に続き「雪」
鷹が羽を生えかえる山に雪が降っているので、はし鷹の羽も今日は白い斑に変わるのだろうかと詠んだ歌である。雪で白くなった山の姿を、鷹の羽の生えかわりに重ね合わせている。
類従本では詞書を「鷹をよめる」とし、初二句を「はし鷹も今日は」とする。定家所伝本では「はし鷹も今日や」とする。ここでは底本の本文に従う。
初句「はし鷹の」は、鷹の一種であるはし鷹をいう。
二句「今日やしらふに」の「や」は疑問の係助詞で、三句で結ぶ。「しらふ」は、鷹の羽に白い斑があることをいう。
三句「変はるらむ」は、「や」を受けて現在推量の「らむ」の連体形で結び、ここで句切れとなる。
四句「とかへる山に」の「とかへる」は、鷹の羽が抜けかわることをいい、雪で白くなる山を鷹の羽の生えかわりに見立てている。
結句「雪の降れれば」は、前歌と同じ結句で、白斑に変わると推し量る理由を示す。
はしたか:鷹の一種、ハイタカ
しらふ:鷹の羽毛に白い斑があること
とかへる:鷹の羽毛が抜けかわる
- 作者
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源実朝
- 出典
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金槐和歌集
- 前の歌
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我のみぞ悲しとは思ふ波のよる 山の額に雪の降れれば
- 次の歌
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かもめ居る沖の白洲に降る雪の 晴れゆく空の月のさやけさ