かもめ居る沖の白洲に降る雪の
晴れゆく空の月のさやけさ
- 歌の意味
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かもめのいる沖の白洲に降っていた雪が晴れていき、その晴れていく空にかかる月の、なんと清らかに明るいことよ。
- 鑑賞
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冬歌 378
詞書「白といふことを」
白という題で詠んだ歌である。かもめのいる沖の白洲に降っていた雪が晴れていき、晴れた空に月が清らかに明るく照っていると詠む。かもめ、白洲、雪、月と、白いものを重ねて題の「白」を描き出している。
類従本では詞書を「白」とし、この歌を雑部に収める。賀茂真淵はこの歌に合点を付している。
初句「かもめ居る」は、かもめのいるの意で、白い鳥を最初に示している。
二句「沖の白洲に」は、沖にある白い砂の洲にの意である。
三句「降る雪の」は、白洲に降る雪の意で、四句の「晴れゆく」へ続く。
四句「晴れゆく空の」は、雪がやんで晴れていく空のの意である。
結句「月のさやけさ」は、月の清らかな明るさをいい、名詞で結んで感動を表す。かもめ、白洲、雪に続いて最後に月を置き、白の重なりを結んでいる。
しらす:白い砂の洲
さやけさ:清らかに明るいこと
- 作者
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源実朝
- 出典
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金槐和歌集
- 前の歌
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はし鷹の今日やしらふに変はるらむ とかへる山に雪の降れれば
- 次の歌
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高砂の尾上の松に降る雪の ふりて幾世の年か積もれる