高砂の尾上の松に降る雪の
ふりて幾世の年か積もれる
- 歌の意味
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高砂の峰の松に降る雪のように、古びて、いったいどれほどの年月が積もったのだろうか。
- 鑑賞
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冬歌 379
詞書「松間雪」
松の間の雪という題で詠んだ歌である。高砂の峰の松に降る雪が積もるように、その松は古びて、どれほどの年月を重ねてきたのだろうかと詠む。雪の「降る」と年の「古る」、雪の「積もる」と年の「積もる」を重ね、長寿の松の年輪を思いやっている。
類従本ではこの歌を雑部に収める。高砂は松の名所として知られる歌枕である。
初句「高砂の」は、播磨国の歌枕で、松の名所である。
二句「尾上の松に」は、山の頂の松にの意である。
三句「降る雪の」は、松に降る雪のようにの意で、ここまでが四句の「ふりて」を導く序詞となっている。
四句「ふりて幾世の」の「ふりて」は、雪が降る意と、古くなる意の「古る」を掛けた掛詞である。
結句「年か積もれる」は、「か」を受けて存続の助動詞「り」の連体形「る」で結び、どれほどの年が積もったのだろうかと問う。雪の「積もる」と年の「積もる」が重なっている。
たかさご:播磨国(今の兵庫県高砂市)の歌枕。松の名所
をのへ:山の頂
ふる:雪が降る意と、古くなる意を掛ける
- 作者
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源実朝
- 出典
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金槐和歌集
- 前の歌
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かもめ居る沖の白洲に降る雪の 晴れゆく空の月のさやけさ
- 次の歌
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冬ごもりそれとも見えず三輪の山 杉の葉白く雪の降れれば