- 歌の意味
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立ちのぼる塩焼きの煙だけは、やはり素知らぬ様子で変わらない。雪の降った朝の塩釜の浦よ。
- 鑑賞
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冬歌 381
詞書「海辺雪」
海辺の雪という題で詠んだ歌である。雪の降った朝の塩釜の浦では、あたり一面が雪に覆われても、塩を焼く煙だけはやはり素知らぬ様子で立ちのぼっていると詠む。白一色の景色の中に変わらず立つ煙を描いている。
賀茂真淵は四句の「雪の朝の」という続け方を後世風であると評している。
初句「立ち上る」は、煙が立ちのぼるさまをいう。
二句「煙はなほぞ」の「なほ」は、やはりの意で、「ぞ」は係助詞で三句で結ぶ。
三句「つれもなき」は、「ぞ」を受けて連体形で結び、ここで句切れとなる。雪にも素知らぬ様子で変わらないことをいう。
四句「雪の朝の」は、雪の降った朝のの意で、賀茂真淵が後世風と評した句である。
結句「塩釜の浦」は体言止めで、塩焼きの煙で知られる陸奥国の歌枕を最後に示す。
あした:朝
しほがまのうら:陸奥国(今の宮城県塩竈市)の浦。塩焼きの煙で知られる歌枕
- 作者
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源実朝
- 出典
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金槐和歌集
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冬ごもりそれとも見えず三輪の山 杉の葉白く雪の降れれば
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