それをだに思ふ事とてちはやぶる
神の社に祈がぬ日はなし
- 歌の意味
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せめてそれだけでもと願う事として、神の社に祈らない日はない。
- 鑑賞
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恋歌 451
詞書は前の歌に続き「恋の歌の中に」
せめてそれだけでもかなえてほしいと思う事として、神の社に祈らない日は一日もないと詠んだ歌である。恋の成就を神に祈る切実な心を表している。
底本の注記によれば、類従本では結句を「なかぬ日はなし」とする。ここでは底本の本文に従う。
初句「それをだに」は、せめてそれだけでもの意で、「だに」は最小限の願いを表す副助詞である。
二句「おもふ事とて」は、願う事としての意である。
三句「千はやぶる」は、「神」にかかる枕詞である。
四句「神の社に」は、神社にの意である。前歌までの自然の景から一転して、神への祈りを詠む。
結句「ねがぬ日はなし」は、祈らない日はないの意で、「ねぐ」は神に祈る意の動詞である。二重否定によって毎日祈ることを強調している。
ねぐ:神に祈る
やしろ:神社
- 作者
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源実朝
- 出典
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金槐和歌集
- 前の歌
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漏らしわびぬ信夫の奥の山深み 木隠れて行く谷川の水
- 次の歌
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よそにてもあるべきものをなかなかに 何しか人に睦れそめけむ