朝にありてわが代は尽きじ天の戸や
出づる月日の照らむ限りは
- 歌の意味
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朝廷に仕えて、わが世は尽きることはないだろう。天の戸を開いて出る月と日が照らす限りは。
- 鑑賞
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雑歌 671
詞書は前の歌に続き「慶賀の歌」
朝廷に仕える身として、わが世は尽きることはないだろう、天の戸から出る月と日が照らし続ける限りはと詠んだ歌である。天地とともに続く朝廷への奉仕と、自らの世の長久をことほいでいる。
類従本では、この歌と次歌に「いはひのうた」と題して賀の部に収める。
初句「朝にありて」は、朝廷に仕えていての意で、六音の字余りである。
二句「わが代はつきじ」は、わが世は尽きることはないだろうの意で、二句切れである。次歌の第六百七十二首の二句「わが世もつきじ」とほぼ同じ句である。
三句「天の戸や」は、天の戸よの意で、「や」は詠嘆である。
四句「いづる月日の」は、出てくる月と日のの意である。前歌が月だけを詠んだのに対し、月と日の両方を挙げている。
結句「照らむかぎりは」は、照らす限りはの意で、倒置となっている。前歌の結句「あらむかぎりは」と対をなしている。
てう:朝廷
あまのと:天の戸、日や月が出入りするという天の門
- 作者
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源実朝
- 出典
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金槐和歌集
- 前の歌
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万代に見るとも飽かじ長月の 有明の月のあらむ限りは
- 次の歌
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君が代もわが世も尽きじ石川や 瀬見の小川の絶えじと思へば