君が代もわが世も尽きじ石川や
瀬見の小川の絶えじと思へば
- 歌の意味
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わが君の御代も、私の世も尽きることはないだろう。石川の瀬見の小川の流れが絶えないように思うので。
- 鑑賞
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雑歌 672
詞書は前の歌に続き「慶賀の歌」
賀茂の社のそばを流れる瀬見の小川が絶えることなく流れるように、わが君の御代も自分の世も尽きることはないと詠んだ歌である。前歌の「わが代」に「君が代」を加え、主君と自らの世の長久をともにことほいでいる。
勅撰集の『続古今和歌集』に入集している。新古今集の鴨長明の「石川や瀬見の小川の清ければ月も流れを尋ねてぞすむ」の上の句の言葉を用いている。
初句「君が代も」は、わが君の御代もの意である。
二句「わが世もつきじ」は、私の世も尽きないだろうの意で、二句切れである。前歌の二句とほぼ同じ句である。
三句「石川や」は、山城国の賀茂川の別名の石川よの意で、「や」は詠嘆である。
四句「せみの小川の」は、賀茂の社のそばを流れる瀬見の小川のの意である。
結句「たえじとおもへば」は、絶えないだろうと思うのでの意で、倒置によって理由を後に示している。
いしかは:山城国の賀茂川の別名
せみのをがは:賀茂の社のそばを流れる小川、歌枕
- 作者
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源実朝
- 出典
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金槐和歌集
- 前の歌
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朝にありてわが代は尽きじ天の戸や 出づる月日の照らむ限りは
- 次の歌
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宮柱太敷き立てて万代に 今ぞ栄えむ鎌倉の里