- 歌の意味
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宮殿の柱をしっかりと立てて、万代にわたって、今こそ栄えるであろう、この鎌倉の里は。
- 鑑賞
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雑歌 673
詞書は前の歌に続き「慶賀の歌」
宮殿の柱をしっかりと立てて、鎌倉の里は今こそ万代にわたって栄えるだろうと詠んだ歌である。武家の都である鎌倉の繁栄を力強くことほいだ一首で、将軍としての実朝の自負がうかがえる。賀茂真淵はこの歌に評価の印を付けている。
勅撰集の『続古今和歌集』に入集している。類従本では「一本及印本所載歌」の部に収められている。「宮柱太敷き立て」は祝詞や万葉集に見える古い言い回しである。
初句「宮柱」は、宮殿の柱の意である。
二句「ふとしきたてて」は、太くしっかりと立てての意である。
三句「萬代に」は、万代にわたっての意である。
四句「今ぞ榮えむ」は、今こそ栄えるだろうの意で、「ぞ」は係助詞で「む」と連体形で結ぶ。前の歌々の都や賀茂の地から、実朝自身の拠る鎌倉へと移っている。
結句「鎌倉の里」は、鎌倉の地の意で、体言止めである。
ふとしく:柱を太くしっかりと立てる
- 作者
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源実朝
- 出典
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金槐和歌集
- 前の歌
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君が代もわが世も尽きじ石川や 瀬見の小川の絶えじと思へば
- 次の歌
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黒木もて君が造れる宿なれば 万代経とも古りずもありなむ