古典和歌stream

伊勢物語

武蔵野は今日は焼かないで下さい。いとしい夫も身をひそめています。私も身をひそめて隠れています。

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伊勢物語

手紙に武蔵鐙(むさしあぶみ)と書いて送ってくさいましたが、私以外の女にも関わるあなたが、心にかけて頼りにしている私としては、便りをくださらないのも辛く、かと言って便りをくれても煩わしい気がする。

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伊勢物語

便りをすればうるさいといい、便りをしなければ辛いと恨む。武蔵鐙が馬の背の両方にかかっているように、どちらにもひっかかる。このような時にどうしていいか迷って人は死ぬのだろうか。

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伊勢物語

なまじ恋こがれて死んだりしないで、いっそ蚕になればよかった。たとえ命が短くても。

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伊勢物語

夜も明けたなら水槽につっこんでやらずにおくものか、あのばかな鶏が夜も明けないうちに早々と鳴いて、いとしい夫を送りだしてしまったことよ。

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伊勢物語

栗原の姉歯の松のように有名な人であれば都へのみやげに、さあ一緒にいこうというのだけど。

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伊勢物語

信夫山ではないが、人目につかず忍びこむ道があってほしい。あなたの心の中も見ることができるように。

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伊勢物語

指を折って、ともに暮らした年月を数えてみると、十年といいながらそれを四回も過ごしてしまった。

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伊勢物語

年数だけでも四十年は過ごしてきたのだから、その間に妻は何度あなたを頼りにして過ごして来られたことでしょう。

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伊勢物語

これこそ天人のまとう羽衣で間違いない。あなたがお召しになっていらしたのか。

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伊勢物語

秋が来て露でびっしょり濡れたと間違うほど、私の涙が雨のようにとめどなくこぼれている。

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伊勢物語

桜の花は誠実さがなく、すぐに散ってしまうことで有名であるけど、一年の間でもごくたまにしか来ない人を花も散らさず待っていた。

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伊勢物語

今日こなければ、この桜は雪の降るように散り落ちてしまうでしょう。雪とは違い、たとえ消えずに残っていたとしても花と見るでしょうか。

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伊勢物語

紅色に色変わりして美しく見えるのはどのあたりでしょうか。白雪が枝もたわむくらいに、降り積もっているかと思われるように真っ白に見えます。

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伊勢物語

紅色に美しく見える上に白く見える白菊は、菊を手折ったあなたの袖のかさねの色かとも見える。

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伊勢物語

空の雲のように、あの人は遠く無関係になってゆくのか。無縁とは言っても私の目には姿が見えるのに。

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