朝ごとに見し都路の絶えぬれば
事あやまりに問ふ人もなし
- 歌の意味
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毎朝見ていた都への道が途絶えてしまったので、何かの間違いででも訪ねて来る人さえいない。
- 鑑賞
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巻第十八 雑歌四 1254
詞書「便りにつきて人の国の方に侍りて、京に久しうまかり上らざりける時に、友だちにつかはしける」
毎朝見ていた都路が絶えてしまったので、間違いにでも訪ねて来る人はいない、と詠んだ歌である。地方に下って久しく、都の友からの便りも絶えたさびしさを、友だちに訴えている。
詞書によれば、縁故を頼って地方の国に下っており、久しく京に上らなかった時に、友だちに送った歌である。
作者は「よみ人しらず」で、詠み手の名は伝わらない。
初句「朝ごとに」は、毎朝、の意で、都にいたころ毎朝通った日々をいう。
二句「見し都路の」は、見ていた都への道が、の意である。
三句「絶えぬれば」は、途絶えてしまったので、の意で、「ば」は原因、理由を表す。
四句「事あやまりに」は、何かの間違いででも、の意である。
結句「問ふ人もなし」は、訪ねて来る人もいない、の意である。
みやこぢ:都へ通じる道
ことあやまり:間違い、過ち
たより:縁故、つて
- 作者
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よみ人しらず
- 出典
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後撰和歌集
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いづくとて尋ね来つらん玉かづら 我は昔の我ならなくに
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いつしかとまつちの山の桜花 待ちてもよそに聞くが悲しさ