恋するは苦しきものと知らすべく
人を我が身にしばしなさばや
- 歌の意味
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恋をするのは苦しいものだと思い知らせるために、あの人をしばらく私の身にしてみたいものだ。
- 鑑賞
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巻第十二 恋歌二 753
詞書は前の歌に続き「題しらず」
恋をするのはどれほど苦しいものかを思い知らせるために、あの人をしばらく自分の身と入れ替えてみたいと詠む歌である。つれない相手に、自分と同じ恋の苦しみを味わわせたいという、恨みと切なさの入りまじった心を表している。
初句「恋するは」は、恋をするのは、の意である。
二句「苦しきものと」は、苦しいものだと、の意である。
三句「知らすべく」は、知らせるために、の意で、「べく」は当然や目的を表す助動詞「べし」の連用形である。
四句「人を我が身に」は、あの人を私の身に、の意である。
結句「しばしなさばや」は、しばらくしてみたいものだ、の意で、「ばや」は自分の願望を表す終助詞である。
なす:為す。〜にする、変える
- 作者
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よみ人しらず
- 出典
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拾遺和歌集
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志賀の海人の釣りにともせる漁り火の ほのかに妹を見るよしもがな
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知るや君知らずはいかにつらからむ 我がかくばかり思ふ心を