- 歌の意味
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紅葉の葉が流れる時には、竹川の淵の緑色も、紅に色が変わるのだろう。
- 鑑賞
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巻第十七 雑秋歌 1131
詞書「題しらず」
紅葉の葉が流れる時には、竹という名を持つ竹川の淵の緑色も、紅に変わるのだろうと詠む歌である。竹の緑を名に負う川の深い淵が、流れる紅葉によって色を変えるさまを想像し、川面を彩る紅葉の美しさを描いている。
作者の「みつね」は凡河内躬恒である。古今和歌集の撰者の一人で、三十六歌仙に数えられる。
初句「紅葉葉の」は、紅葉した葉が、の意で、次歌の第千百三十二首の四句「紅葉の色や」と、水に映る紅葉を詠む点で並んでいる。
二句「流るる時は」は、流れる時には、の意である。
三句「竹川の」は、伊勢国を流れる竹川の、の意で、その名の「竹」から緑の色を導いている。
四句「淵の緑も」は、淵の深い緑色も、の意で、次歌の第千百三十二首の結句「淵瀬なるらん」と淵を共有している。
結句「色変はるらむ」は、色が変わるのだろう、の意で、「らむ」は現在推量の助動詞である。
たけかは:竹川。伊勢国を流れる川とされる
ふち:淵。川の水が深くよどんでいる所
- 作者
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凡河内躬恒
- 出典
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拾遺和歌集
- 前の歌
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白浪は古里なれや紅葉葉の 錦を着つつ立ち帰るらん
- 次の歌
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水の面の深く浅くも見ゆるかな 紅葉の色や淵瀬なるらん