古典和歌stream

古今和歌集

神垣の御室の山の榊葉は
神の御前に茂りあひにけり

神の鎮まる御室の山の榊の葉は、神の御前で重なり合うように茂っていることだ。

詳細を見る

古今和歌集

霜八度置けど枯れせぬ榊葉の
たち栄ゆべき神の巫覡かも

霜が幾度置いても枯れない榊の葉のように、いよいよ栄えてゆくにちがいない神に仕える人であることよ。

詳細を見る

古今和歌集

巻向の穴師の山の山人と
人も見るがに山かづらせよ

巻向の穴師の山の山人だと人も見るように、山かずらを髪に飾りなさい。

詳細を見る

古今和歌集

深山には霰降るらし外山なる
まさきのかづら色づきにけり

奥山ではもう霰が降っているらしい。人里近い外山のまさきのかずらが色づいたことだ。

詳細を見る

古今和歌集

陸奥の安達の真弓我が引かば
すゑさへ寄りこ忍び忍びに

陸奥の安達の真弓を私が引くならば、弓の末までもしなって寄るように、行く末までも私に寄り添っておくれ、人目を忍んでそっと。

詳細を見る

古今和歌集

我が門の板井の清水里遠み
人し汲まねば水草生ひにけり

我が家の門の板井の清水は、里が遠いので人が汲みに来ないから、水草が生えてしまったことだ。

詳細を見る

古今和歌集

ささのくま檜隈川に駒止めて
しばし水飼へかげをだに見む

檜隈川に馬を止めて、しばらく水を飲ませておくれ。せめてその姿だけでも見ていよう。

詳細を見る

古今和歌集

青柳を片糸に縒りて鶯の
縫ふてふ笠は梅の花笠

青柳の枝を片糸にして縒り、鶯が縫うという笠は、梅の花の笠である。

詳細を見る

古今和歌集

真金吹く吉備の中山帯にせる
細谷川の音のさやけさ

吉備の中山が帯のようにめぐらせている細谷川の、水の音のすがすがしいことよ。

詳細を見る

古今和歌集

美作や久米の佐良山さらさらに
我が名は立てじ万代までに

美作の久米の佐良山の名のように、さらさら決して私の名は立てるまい、万代までも。

詳細を見る

古今和歌集

美濃の国関の藤川絶えずして
君に仕へむ万代までに

美濃の国の関の藤川が絶えず流れるように、絶えることなくわが君にお仕えしよう、万代までも。

詳細を見る

古今和歌集

君が代は限りもあらじ長浜の
真砂の数は読みつくすとも

わが君の御代は限りもないだろう。たとえ長浜の砂の数は数えつくしたとしても。

詳細を見る

古今和歌集 - 大友黒主

近江のや鏡の山を立てたれば
かねてぞ見ゆる君が千年は

近江の鏡山を立ててあるので、今からもう映って見えることだ、わが君の千年の御代は。

詳細を見る

古今和歌集

阿武隈に霧立ち曇り明けぬとも
君をばやらじ待てばすべなし

阿武隈川に霧が立ちこめて夜が明けてしまっても、あなたを帰しはしない。次に来るのを待つのはどうにもつらいから。

詳細を見る

古今和歌集

陸奥はいづくはあれど塩竈の
浦漕ぐ舟の綱手かなしも

陸奥にはどこといって良い所はあるけれど、塩竈の浦を漕ぎゆく舟の引き綱のさまは、とりわけ心ひかれることだ。

詳細を見る

古今和歌集

我が背子を都にやりて塩竈の
籬の島のまつぞ恋しき

いとしい夫を都へ送り出して、塩竈の籬の島の松ではないが、待つことが恋しくつらいことだ。

詳細を見る