- 表題
- -
- 古今和歌集
古今和歌集 - よみ人しらず
人恋ふることを重荷と担ひもて
あふごなきこそわびしかりけれ
人を恋うることを重い荷物として担いでいるのに、それを担ぐ天秤棒がない、つまり逢う機会がないことこそ、つらいことだ。
古今和歌集 - よみ人しらず
宵の間に出でて入りぬる三日月の
われて物思ふころにもあるかな
宵のうちに出てすぐ沈んでしまう三日月が割れたような形をしているように、心も砕けて物思いをするこの頃であることよ。
古今和歌集 - よみ人しらず
そゑにとてとすればかかりかくすれば
あな言ひ知らずあふさきるさに
だからといってああすればこうなり、こうすればああなる。ああ、言いようもない。どうしても食い違ってばかりで。