古典和歌stream

源氏物語 - 紫式部

おほかたの憂きにつけては厭へども
いつかこの世を背き果つべき

世の中一般のつらさにつけては厭い離れたけれど、いつになればこの世を完全に背き果てられるのだろう。

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源氏物語 - 紫式部

ながめかる海人のすみかと見るからに
まづしほたるる松が浦島

物思いに沈んで海松を刈る海人の住まいと見るなり、まず涙にくれる松が浦島であることよ。

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源氏物語 - 紫式部

ありし世のなごりだになき浦島に
立ち寄る波のめづらしきかな

昔のなごりさえない浦島に、立ち寄ってくれる波が珍しく思われることよ。

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源氏物語 - 紫式部

それもがと今朝開けたる初花に
劣らぬ君が匂ひをぞ見る

あのようでありたいと思う、今朝咲いたばかりの初花に劣らないあなたの美しさを見ることよ。

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源氏物語 - 紫式部

時ならで今朝咲く花は夏の雨に
しをれにけらし匂ふほどなく

時ならず今朝咲いた花は、夏の雨にしおれてしまったらしい。美しく匂う間もなく。

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