古典和歌stream

拾遺和歌集 - 大中臣能宣

おきあかす霜とともにや今朝はみな
冬の夜深き罪も消ぬらん

夜通し起きて明かした今朝は、夜通し置いた霜が消えるのとともに、冬の夜のように深い罪もみな消えたことだろうか。

詳細を見る

拾遺和歌集 - 紀貫之

年の内に積もれる罪はかきくらし
降る白雪とともに消えなん

この一年のうちに積もった罪は、空を暗くして降る白雪とともに、きっと消えてしまうだろう。

詳細を見る

拾遺和歌集 - 大中臣能宣

雪深き山路に何に帰るらん
春待つ花の陰にとまらで

雪の深い山道を、どうして帰っていくのだろうか。春を待つ花の陰にとどまらないで。

詳細を見る

拾遺和歌集 - 平兼盛

人はいさ犯しやすらん冬来れば
年のみ積もる雪とこそ見れ

他の人は罪を犯しているのかどうか、さあわからない。私は、冬が来ると、ただ年ばかりが積もる雪と見るばかりだ。

詳細を見る

拾遺和歌集 - 平兼盛

数ふれば我が身に積もる年月を
送り迎ふと何急ぐらん

数えてみれば我が身に積もる年月であるのに、それを送るの迎えるのといって、どうして急ぐのだろうか。

詳細を見る

拾遺和歌集 - 源重之

ゆき積もるおのが年をば知らずして
春をば明日と聞くぞうれしき

雪が積もるように、過ぎ去っては積もっていく自分の年齢も気にかけないで、春は明日だと聞くのはうれしいことだ。

詳細を見る

拾遺和歌集 - 藤原朝忠

万代の始めと今日を祈りおきて
今行末は神ぞ知るらん

今日を万代の始まりとしてお祈り申し上げておいた。これから先の行く末は、今はもう神がご存じであろう。

詳細を見る

拾遺和歌集 - 大中臣能宣

ちはやぶる平野の松の枝しげみ
千代も八千代も色は変はらじ

平野の社の松は枝が茂っているので、千年も八千年も、その緑の色は変わることがないだろう。

詳細を見る

拾遺和歌集 - よみ人しらず

蒲生野のたまのを山に住む鶴の
千年は君が御代の数なり

蒲生野の玉の緒山に住む鶴の千年という寿命は、そのままわが君の御代の年数である。

詳細を見る

拾遺和歌集 - 清原元輔

朝まだききりふの岡にたつ雉は
千代のひつぎの始めなりけり

夜明け前の霧の立つ桐生の岡に立つ雉は、千代に続く日嗣の御子の、その日を重ねていく始まりであったのだ。

詳細を見る

拾遺和歌集 - 大中臣能宣

二葉より頼もしきかな春日山
木高き松の種ぞと思へば

双葉のころから頼もしいことだ。春日山の、高くそびえる松の種だと思うので。

詳細を見る

拾遺和歌集 - 大中臣能宣

君が経ん八百万代を数ふれば
かつがつ今日ぞ七日なりける

あなたがこれから過ごすであろう八百万代を数えると、まだやっと今日で七日になったばかりだ。

詳細を見る

拾遺和歌集 - 平兼盛

今年生ひの松は七日になりにけり
残りのほどを思ひこそやれ

今年生えた松の若木は、七日を迎えた。これから先に残る千年の長い時を思いやることだ。

詳細を見る

拾遺和歌集 - 大中臣能宣

千年とも数は定めず世の中に
限りなき身と人も言ふべく

千年などと数を定めはしない。世の中で、限りない命をもつ身だと人も言うほどに長く生きてほしい。

詳細を見る

拾遺和歌集 - 源順

老いぬれば同じ事こそせられけれ
君は千代ませ君は千代ませ

年老いてしまうと、同じことばかり繰り返してしまうものだ。あなたは千年も生きていらっしゃい。あなたは千年も生きていらっしゃい。

詳細を見る

拾遺和歌集 - 大中臣能宣

結ひ初むる初元結の濃紫
衣の色に移れとぞ思ふ

初めて結う元結の濃い紫の色が、やがて衣の色に移ってほしいと思う。

詳細を見る