- 表題
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- 万葉集
万葉集 - 岡本天皇
近江道の鳥篭の山なる不知哉川
日のころごろは恋ひつつもあらむ
近江路の鳥籠の山にある不知哉川の名のように、さあどうなるかわからないけれど、このごろの日々は恋い慕いながら過ごしていよう。
万葉集 - 鏡王女
風をだに恋ふるは羨し風をだに
来むとし待たば何か嘆かむ
風にさえ心ときめかせて恋い慕えるとはうらやましい。せめて風だけでも来るだろうと待つことができるのなら、何を嘆くことがあろうか。
万葉集 - 吹芡刀自
川上のいつ藻の花のいつもいつも
来ませ我が背子時じけめやも
川のほとりに咲くいつ藻の花の名のように、いつもいつもおいでください、あなた。来てはいけない時などありはしないのだから。