- 表題
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- 新古今和歌集
新古今和歌集 - 和泉式部
世の中になほもふるかな時雨れつつ
雲間の月のいでやと思へど
この世の中に、なおも生き永らえていることよ。時雨の降り続くなか、雲間から月が出るように、さあ世を出ようと思うけれど。
新古今和歌集 - 二条院讃岐
折こそあれながめにかかる浮雲の
袖もひとつにうち時雨れつつ
ほかに折もあろうに、物思いにふけって眺める空にかかる浮雲から時雨が降り、袖もその空とひとつになって、しきりに時雨れ続けている。
新古今和歌集 - 道因
晴れ曇り時雨は定めなきものを
ふり果てぬるは我が身なりけり
晴れたり曇ったりして、時雨は降り方の定まらないものであるのに、すっかり降り果て、古びきってしまったのは我が身であったことよ。