古典和歌stream

千載和歌集 - 式子内親王

動きなくなほ万代ぞ頼むべき
藐姑射の山の峰の松陰

揺るぎなく、これからも万代の末まで頼みとすべきである。藐姑射の山の峰の松の陰、すなわち仙洞の御所を。

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千載和歌集 - 藤原俊成

百千度浦島の子は帰るとも
藐姑射の山は常盤なるべし

たとえ浦島の子が百千度帰ってくるほどの長い年月が過ぎても、藐姑射の山は変わることなく常盤であるにちがいない。

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千載和歌集 - 藤原公能

幾千代と限らぬ鶴の声すなり
雲居の近き宿のしるしに

幾千代と限りなく生きる鶴の声が聞こえる。雲居、すなわち内裏に近い我が宿であるしるしとして。

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千載和歌集 - 藤原基房

千歳経る尾上の小松移し植ゑて
万代までの友とこそ見め

千年を経る峰の上の小松を庭に移し植えて、万代の後までの友として見よう。

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千載和歌集 - 源通能

万代も住むべき宿に植ゑつれば
松こそ君が陰を頼まめ

万代も住み続けるはずの宿に植えたのだから、松の方こそ君の庇護を頼りにすることであろう。

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千載和歌集 - 藤原実定

笛の音の万代までと聞こえしを
山も答ふる心地せしかな

帝の笛の音が万代までもと響いて聞こえたのに、山までもが答えて万歳を唱えるような心地がしたことだ。

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千載和歌集 - 藤原顕季

群れてゐる鶴の気色にしるきかな
千歳すむべき宿の池水

群れている鶴の様子にはっきりと表れていることだ。千年も澄み続け、主が住み続けるはずのこの宿の池の水であることが。

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千載和歌集 - 賀茂成助

瑞垣の桂を移す宿なれば
月見んことぞ久しかるべき

神域の瑞垣のもとの桂を移し植えた宿であるから、桂と縁の深い月を、この宿で眺めることは久しく続くにちがいない。

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千載和歌集 - 藤原孝善

君が代に比べて言はば松山の
松の葉数は少なかりけり

君の齢の長さに比べて言うならば、松山の松の葉の数は少ないものであった。

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千載和歌集 - 慶滋為政

千代とのみ同じことをぞ調ぶなる
長田の山の峰の松風

ただ千代とばかり、同じ事を、同じ琴の調べのように奏でているようだ。長田の山の峰を吹く松風は。

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千載和歌集 - 大江匡房

千早ぶる神田の里の稲なれば
月日とともに久しかるべし

神の田という名を持つ神田の里の稲であるから、月日とともに久しく栄えるにちがいない。

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千載和歌集 - 藤原永範

皇の末栄ゆべきしるしには
木高くぞなる若松の森

天皇の御代が末永く栄えるはずのしるしとして、木々が高く育っていく若松の森であることよ。

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千載和歌集 - 藤原俊憲

君が代の数には如かじ限りなき
千坂の浦の真砂なりとも

君の御代の年数には及ぶまい。たとえ限りなくある千坂の浦の真砂の数であっても。

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千載和歌集 - 藤原範兼

天地の極めも知らぬ御代なれば
雲田の村の稲をこそ舂け

天地の果ても知らないほど限りなく続く御代であるから、雲田の村の稲をこうして舂くのである。

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千載和歌集 - 藤原永範

霜降れど栄えこそ増せ君が代に
あふさか山の関の杉森

霜が降りても、栄えはいっそう増すことだ。君の御代に逢った逢坂山の関の杉の森は。

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千載和歌集 - 藤原季経

常盤なる三上の山の杉群や
八百万代のしるしなるらん

永遠に変わらない常緑の三上の山の杉の群れこそが、八百万代まで続く御代のしるしなのであろう。

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