古典和歌stream

古今和歌集 - よみ人しらず

偽りと思ふものから今さらに
誰がまことをか我は頼まむ

あの人の言葉を偽りだと思いながらも、今さら、ほかの誰の真心を私は頼りにしようか。

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古今和歌集 - 素性

秋風に山の木の葉の移ろへば
人の心もいかがとぞ思ふ

秋風に吹かれて山の木の葉が色変わりしていくので、あの人の心もどうなることかと思われる。

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古今和歌集 - 紀友則

蝉の声聞けば悲しな夏衣
薄くや人のならむと思へば

蝉の声を聞くと悲しいことだ。夏衣が薄いように、あの人の情も薄くなってしまうのではないかと思うので。

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古今和歌集 - よみ人しらず

空蝉の世の人言の繁ければ
忘れぬもののかれぬべらなり

この世の人の噂がうるさいので、あなたを忘れはしないけれども、足が遠のいてしまうことになりそうだ。

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古今和歌集 - よみ人しらず

飽かでこそ思はむ仲は離れなめ
そをだに後の忘れ形見に

まだ飽きないうちにこそ、思い合う仲は別れてしまうのがよい。せめてそれを、後々の忘れ形見として。

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古今和歌集 - よみ人しらず

忘れなむと思ふ心のつくからに
ありしよりけにまづぞ恋しき

あの人を忘れてしまおうと思う心が生じるとすぐに、以前よりもいっそう、何よりもまず恋しさが先に立つことだ。

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古今和歌集 - よみ人しらず

忘れなむ我を恨むな郭公
人のあきにはあはむともせず

あなたを忘れてしまおうとする私を恨まないでおくれ。ほととぎすが秋に会おうとしないように、私もあの人に飽きられる時にまで会おうとは思わないのだ。

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古今和歌集 - よみ人しらず

絶えずゆく飛鳥の川のよどみなば
心あるとや人の思はむ

絶えず流れていく飛鳥川がよどんだならば、何かわけがあってのことかと人は思うだろうか。私の通いが途絶えたなら、ほかに心を寄せる人があるのかとあの人は思うだろうか。

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古今和歌集 - よみ人しらず

淀川のよどむと人は見るらめど
流れて深き心あるものを

淀川の名のように、よどんでいると人は見ているだろうが、川が流れて深いように、私には変わらず深い心があるのに。

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古今和歌集 - 素性

底ひなき淵やは騒ぐ山川の
浅き瀬にこそあだ波は立て

底の知れない深い淵が騒ぎ立つことがあろうか。山川の浅い瀬にこそ、むやみな波は立つのだ。

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古今和歌集 - よみ人しらず

紅の初花染めの色深く
思ひし心我忘れめや

紅花の初花で染めた色が深いように、深く思いを寄せた心を、私が忘れることがあろうか。

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古今和歌集 - 源融

陸奥のしのぶもぢずり誰ゆゑに
乱れむと思ふ我ならなくに

陸奥の信夫もじずりの乱れ模様のように、ほかの誰のために心が乱れようと思う私ではないのに。あなたのためにこそ乱れているのだ。

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古今和歌集 - よみ人しらず

思ふよりいかにせよとかあき風に
なびく浅茅の色ことになる

これほど深く思っているのに、この上どうせよというのか。秋風になびく浅茅の色が変わるように、あの人の心は私に飽きて変わってしまった。

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古今和歌集 - よみ人しらず

千々の色に移ろふらめど知らなくに
心し秋の紅葉ならねば

あの人の心は、さまざまな色に移り変わっているのだろうが、私にはわからない。心は秋の紅葉ではないので、目に見えないのだから。

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古今和歌集 - 小野小町

海人の住む里のしるべにあらなくに
うらみむとのみ人の言ふらむ

私は海人の住む里への道案内でもないのに、どうしてあの人は「浦を見よう」、つまり恨もうとばかり言うのだろう。

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古今和歌集 - 下野雄宗

曇り日の影としなれる我なれば
目にこそ見えね身をば離れず

曇りの日の影のように、恋にやつれて目に見えないほどになってしまった私なので、目にこそ見えないが、あなたの身から離れることはない。

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