- 表題
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- 古今和歌集
古今和歌集 - よみ人しらず
数ふればとまらぬものを年と言ひて
今年はいたく老いぞしにける
数えてみれば、とどまることなく過ぎてゆくものなのに、それを年と呼んで数えているうちに、今年はひどく老いてしまったことだ。
古今和歌集 - よみ人しらず
取りとむるものにしあらねば年月を
あはれあな憂と過ぐしつるかな
つかまえて引き留められるものではないので、年月を「ああ、なんとつらい」と嘆きながら過ごしてしまったことだ。
古今和歌集 - よみ人しらず
とどめあへずむべもとしとは言はれけり
しかもつれなく過ぐる齢か
とどめることができない。なるほど「とし(疾し)」とはよく言ったものだ。こんなにも無情に過ぎていく年齢であることよ。
古今和歌集 - 藤原敏行
老いぬとてなどか我が身を責めきけむ
老いずは今日に会はましものか
年老いてしまったといって、どうして我が身を責めてきたのだろう。老いるまで生きていなければ、今日のこのめでたい日に巡り合えただろうか。