古典和歌stream

古今和歌集 - よみ人しらず

今こそあれ我も昔はをとこ山
さかゆく時もありこしものを

今でこそこのありさまだが、私も昔は男盛りで、男山の坂を上るように栄えていく時もあったのになあ。

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古今和歌集 - よみ人しらず

世の中に古りぬるものは津の国の
長柄の橋と我となりけり

世の中で古びてしまったものといえば、摂津の国の長柄の橋と、この私であったよ。

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古今和歌集 - よみ人しらず

ささの葉に降り積む雪のうれを重み
本くたちゆく我が盛りはも

笹の葉に降り積もる雪で、その先が重いので根元から傾いてゆくように、衰えてゆく私の盛りよ。

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古今和歌集 - よみ人しらず

大荒木の森の下草老いぬれば
駒もすさめず刈る人もなし

大荒木の森の下草は、すっかり伸びて老いてしまったので、馬も好んで食べず、刈る人もいない。

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古今和歌集 - よみ人しらず

数ふればとまらぬものを年と言ひて
今年はいたく老いぞしにける

数えてみれば、とどまることなく過ぎてゆくものなのに、それを年と呼んで数えているうちに、今年はひどく老いてしまったことだ。

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古今和歌集 - よみ人しらず

おしてるや難波の御津に焼く塩の
からくも我は老いにけるかな

難波の御津で焼く塩が辛いように、つらいことに私は老いてしまったなあ。

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古今和歌集 - よみ人しらず

老いらくの来むと知りせば門さして
なしと答へて会はざらましを

老いがやって来ると知っていたならば、門を閉ざして「留守です」と答えて、会わずにいたものを。

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古今和歌集 - よみ人しらず

さかさまに年もゆかなむ取りもあへず
過ぐる齢やともに帰ると

年も逆さまに進んでいってほしい。つかまえる間もなく過ぎてゆく私の年齢も、一緒に戻ってくるかと思って。

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古今和歌集 - よみ人しらず

取りとむるものにしあらねば年月を
あはれあな憂と過ぐしつるかな

つかまえて引き留められるものではないので、年月を「ああ、なんとつらい」と嘆きながら過ごしてしまったことだ。

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古今和歌集 - よみ人しらず

とどめあへずむべもとしとは言はれけり
しかもつれなく過ぐる齢か

とどめることができない。なるほど「とし(疾し)」とはよく言ったものだ。こんなにも無情に過ぎていく年齢であることよ。

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古今和歌集 - よみ人しらず

鏡山いざ立ち寄りて見てゆかむ
年経ぬる身は老いやしぬると

鏡山よ、さあ立ち寄って見ていこう。年を重ねたこの身は、老いてしまったかどうかと。

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古今和歌集 - 伊都内親王

老いぬればさらぬ別れもありと言へば
いよいよ見まくほしき君かな

年老いると避けられない別れもあるというので、ますます会いたく思われるあなたですよ。

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古今和歌集 - 在原業平

世の中にさらぬ別れのなくもがな
千代もと嘆く人の子のため

この世に避けられない別れなどなければよいのに。親に千年も生きてほしいと嘆き願う、子どものために。

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古今和歌集 - 在原棟梁

白雪の八重降りしけるかへる山
かへるがへるも老いにけるかな

白雪が幾重にも降り積もっている越前の帰山、その名のように、返す返すも私は老いてしまったことだ。

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古今和歌集 - 藤原敏行

老いぬとてなどか我が身を責めきけむ
老いずは今日に会はましものか

年老いてしまったといって、どうして我が身を責めてきたのだろう。老いるまで生きていなければ、今日のこのめでたい日に巡り合えただろうか。

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古今和歌集 - よみ人しらず

ちはやぶる宇治の橋守なれをしぞ
あはれとは思ふ年の経ぬれば

宇治橋の橋守よ、お前のことこそしみじみといとしく思う。お前も私も、ともに長い年月を経てきたのだから。

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