- 表題
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- 古今和歌集
古今和歌集 - 坂上是則
刈りて干す山田の稲のこきたれて
なきこそわたれ秋の憂ければ
刈って干す山田の稲をしごいて穂を落とすように、涙をしきりに流して、鳴き続けて、泣き続けていることだ。秋がつらいので。
古今和歌集 - よみ人しらず
雁の来る峰の朝霧晴れずのみ
思ひ尽きせぬ世の中の憂さ
雁が渡って来る峰の朝霧がいつまでも晴れないように、心は晴れることがなく、思いの尽きることのない世の中のつらさであるよ。
古今和歌集 - 小野篁
しかりとて背かれなくに事しあれば
まづ嘆かれぬあな憂世の中
そうだからといって世を捨てることもできないのに、何か事があると、まず嘆かずにはいられない。ああ、つらい世の中であるよ。