- 表題
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- 古今和歌集
古今和歌集 - 凡河内躬恒
今更に何生ひ出づらむ竹の子の
憂きふし繁きよとは知らずや
今さら何のために生まれ出てきたのだろう。竹の子は、節の多い竹のように、つらいことの多いこの世だとは知らないのだろうか。
古今和歌集 - 在原行平
わくらばに問ふ人あらば須磨の浦に
藻塩たれつつわぶと答へよ
たまたま私のことを尋ねる人があったら、須磨の浦で藻塩の雫を垂らしながら、涙に濡れてわびしく暮らしていると答えてくれ。
古今和歌集 - 小野春風
あまびこのおとづれじとぞ今は思ふ
我か人かと身をたどる世に
山彦の音のように、人が訪れてくれることももうないだろうと今は思っている。自分なのか他人なのかと、わが身のありさまをたどりかねるほど呆然としているこの頃であるから。