古典和歌stream

拾遺和歌集 - 清原元輔

万代を数へむ物は紀の国の
千尋の浜の真砂なりけり

万代の年を数えるのにふさわしいものは、紀の国の千尋の浜の真砂であったのだ。

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拾遺和歌集 - よみ人しらず

苔むさば拾ひもかへむさざれ石の
数をみな取る齢幾世ぞ

さざれ石に苔が生したならば、また拾い替えもしよう。そのさざれ石の数をすべて取り尽くすほどのお年は、いったい幾世になるのだろうか。

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拾遺和歌集 - 紀貫之

松の根に出づる泉の水なれば
同じき物を絶えじとぞ思ふ

松の根もとから湧き出る泉の水であるので、千年を生きる松と同じものとして、絶えることはあるまいと思う。

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拾遺和歌集 - 藤原道長

岩の上の松にたとへむ君々は
世にまれらなる種ぞと思へば

岩の上に生える松にたとえよう、お二方の親王を。世にもまれな尊いお血筋の種だと思うので。

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拾遺和歌集 - 清原元輔

松が枝の通へる枝をとぐらにて
巣立てらるべき鶴の雛かな

松の枝が互いに差し交わしている、その枝をねぐらとして、巣立ちさせられるはずの鶴の雛であることよ。

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拾遺和歌集 - 清原元輔

松の苔千歳をかねて生ひ茂れ
鶴の卵の巣とも見るべく

松の苔よ、千年先までも見越して生い茂れ。鶴の卵を育む巣とも見えるように。

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拾遺和歌集 - よみ人しらず

我のみや子持たるてへば高砂の
尾上に立てる松も子持たり

子を持っているのは私だけだろうかと言うならば、そうではない。高砂の峰の上に立っている松も子を持っているのだ。

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拾遺和歌集 - 紀貫之

幾世経し磯辺の松ぞ昔より
立ち寄る波や数は知るらん

幾世を経てきた磯辺の松なのか。昔からこの松に立ち寄せてきた波こそ、その数を知っているだろう。

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拾遺和歌集 - 清原元輔

濃紫たなびく事をしるべにて
位の山の峰を尋ねん

濃い紫がたなびくことを道しるべとして、位山の峰を目指して訪ねていこう。

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拾遺和歌集 - 小野好古

百敷に千歳の事は多かれど
今日の君はた珍しきかな

宮中には千年を祝う事は多いけれども、今日の君はやはり格別に珍しく、すばらしいことだ。

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拾遺和歌集 - 藤原道綱母

心ざし深きみぎはに刈るこもは
千歳の五月いつか忘れん

心ざしを深くこめて、深い水際で刈ったこの菰は、千年先の五月五日になっても、いつ忘れることがあろうか。

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拾遺和歌集 - 清原元輔

千年経ん君しいまさばすべらきの
天の下こそうしろやすけれ

千年を生きるあなたがおいでになるならば、天皇の治める天下こそ安心であることだ。

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拾遺和歌集 - 藤原公任

君が世に今幾度かかくしつつ
うれしき事に逢はんとすらん

あなたの御代に、これから幾度こうしてうれしい事に出会おうとするのだろうか。

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拾遺和歌集 - 藤原公任

すみそむる末の心の見ゆるかな
汀の松の影を映せば

住み始めたこの家の、末長く栄えていく行く末の心が見えることだ。澄み始めた水が、汀の松の姿を映しているので。

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拾遺和歌集 - 藤原敦忠

千歳ふる霜の鶴をばおきながら
久しき物は君にぞありける

千年を経るという、霜のように白い鶴はさしおいて、久しく長生きするものはあなたであったのだ。

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拾遺和歌集 - 紀貫之

白雪は降り隠せども千代までに
竹の緑は変はらざりけり

白雪は降り積もって覆い隠すけれども、千代に至るまで、竹の緑は変わらないのであった。

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