- 表題
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- 拾遺和歌集
拾遺和歌集 - 修理
いかで猶網代の氷魚に言問はむ
何によりてか我を訪はぬと
なんとかしてやはり網代の氷魚に尋ねてみたい。網代に寄るお前のせいで、いったい何によって、あの人は私を訪ねてくれないのかと。
拾遺和歌集 - 清原元輔
秋もまだ遠くもあらぬにいかで猶
立ち帰れとも告げにやらまし
去っていった秋も、まだそれほど遠くへは行っていないのに。なんとかしてやはり、引き返して来いと告げに、使いをやりたいものだ。
拾遺和歌集 - 中務
時雨つつふりにし宿の言の葉は
かきあつむれど止まらざりけり
時雨が降り続いて古びてしまった家の言の葉は、木の葉をかき集めるように書き集めてみたけれども、多くは残っていなかったことだ。
拾遺和歌集 - 藤原義懐の娘
山賤の垣ほわたりをいかにぞと
霜かれがれに訪ふ人もなし
山里に住む者の垣根のあたりを、どうしているかと尋ねてくれる人もいない。草木が霜に枯れてゆくように、人の訪れも途絶えがちになって。