- 表題
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- 拾遺和歌集
拾遺和歌集 - 壬生忠見
吹く風に散るものならば菊の花
くもゐなりとも色は見てまし
吹く風に散るものであるならば、菊の花よ、遠い雲の上の宮中に咲いていても、散ってくる花びらでその色を見ることができたろうに。
拾遺和歌集 - よみ人しらず
老いが世に憂きこと聞かぬ菊だにも
うつろふ色はありけりと見よ
長寿をもたらすとされ、つらいことなど知らないはずの菊でさえ、色が移ろうことはあったのだと、この花を見てほしい。