- 表題
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- 拾遺和歌集
拾遺和歌集 - 平定文
引き寄せばただには寄らで春駒の
綱引きするぞなはたつと聞く
引き寄せようとすると素直には寄って来ないで、春の若駒のように綱を引いて逆らう。そうすると縄が切れる、浮き名が立つと聞いている。
拾遺和歌集 - 柿本人麻呂
梓弓引きみ引かずみ来ずは来ず
来ば来そをなぞよそにこそ見め
梓弓を引いたり引かなかったりするように、来ないなら来ない、来るなら来る、それなのにどうしてどちらともつかないのか。それならば、よそのものとして見ていよう。
拾遺和歌集 - よみ人しらず
跡もなき葛城山をふみ見れば
我が渡し来しかたはしかもし
跡形もない葛城山を踏んで見るように、破り取られた文を見ると、これは私が渡してきた岩橋の片端、つまり文の片端なのだろうか。