- 表題
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- 新古今和歌集
新古今和歌集 - 藤原済時
忍ぶ草いかなる露か置きつらむ
今朝はねもみなあらはれにけり
忍ぶ草にどのような露が置いたのだろうか。今朝は根もすっかりあらわになってしまった。人目を忍んだ共寝も、すっかり知られてしまったことだ。
新古今和歌集 - 清原元輔
憂しと言ひて世をひたぶるに背かねば
物思ひ知らぬ身とやなりなむ
つらいと言いながら、この世をひたすらに捨てることもしないので、ものの道理をわきまえない身となってしまうのだろうか。
新古今和歌集 - よみ人しらず
背けどもあめのしたをし離れねば
いづくにもふる涙なりけり
世を捨てても、天の下を離れることはできないので、雨が降るように、どこにいても涙が降り、涙にくれて世を過ごすのだった。