古典和歌stream

新古今和歌集 - 女蔵人内匠

大空に照る日の色をいさめても
天の下には誰か住むべき

大空に照る日の色である紅を禁じたとしても、その日の照らす天の下に、いったい誰が住むことができようか。

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新古今和歌集 - 周防内侍

かくしつつ夕べの雲となりもせば
あはれかけても誰か偲ばむ

このようにして夕べの雲となって消えてしまったならば、哀れと心にかけてでも、誰がわたしを偲んでくれるだろうか。

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新古今和歌集 - 慈円

思はねど世を背かむといふ人の
同じ数にや我もなるらむ

本心では思っていないのに世を捨てようと口にする人々と、同じ数にわたしもなってしまうのだろうか。

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新古今和歌集 - 西行

数ならぬ身をも心の持ち顔に
浮かれては又帰り来にけり

取るに足りないこの身をも、心はわがもの顔に持っているかのように、さまよい出てはまた帰ってきてしまうことだ。

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新古今和歌集 - 西行

愚かなる心の引くにまかせても
さてさはいかに終の思ひは

愚かな心の引かれるままにまかせていたとしても、さてそれならば、最期の時の思いはどうなるのか。

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新古今和歌集 - 西行

年月をいかで我が身に送りけむ
昨日の人も今日はなき世に

長い年月を、どうしてわが身は送ってきたのだろうか。昨日いた人も今日はいないこの世で。

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新古今和歌集 - 西行

受けがたき人の姿に浮かび出でて
懲りずや誰もまた沈むべき

受けることの難しい人の身に浮かび出てきたのに、懲りもせずに誰もがまた迷いの世に沈んでゆくのだろうか。

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新古今和歌集 - 寂蓮

背きてもなほ憂きものは世なりけり
身を離れたる心ならねば

世を捨ててもなおつらいものは世の中であることだ。身から離れた心ではないのだから。

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新古今和歌集 - 寂蓮

身の憂さを思ひ知らずはいかがせむ
厭ひながらもなほ過ぐすかな

わが身のつらさを思い知らないのであれば、どうしようもない。だが思い知っていながら、世を厭いつつも、なおこうして過ごしていることよ。

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新古今和歌集 - 慈円

何事を思ふ人ぞと人問はば
答へぬ先に袖ぞ濡るべき

何を思い悩んでいる人なのかと人が尋ねたならば、答えもしないうちに涙で袖が濡れてしまうにちがいない。

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新古今和歌集 - 慈円

いたづらに過ぎにしことや嘆かれむ
受けがたき身の夕暮の空

むなしく過ぎてしまったことが嘆かれるのだろうか。受けることの難しい人の身として眺める、夕暮の空よ。

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新古今和歌集 - 慈円

うち絶えて世に経る身にはあらねども
あらぬ筋にも罪ぞ悲しき

まったく俗世に生きている身ではないけれども、思いもよらない方面でも罪を作ってしまうのが悲しい。

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新古今和歌集 - 慈円

山里に契りし庵や荒れぬらむ
待たれむとだに思はざりしを

山里に住もうと約束した庵は、荒れてしまっただろうか。庵に待たれることになろうとさえ思わなかったのに。

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新古今和歌集 - 源通具

袖に置く露をば露と忍ぶとも
馴れゆく月や色を知るらむ

袖に置く涙の露を、ただの露だと言って人目を忍び隠しても、見慣れてゆく月は、その涙の色を知っているだろうか。

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新古今和歌集 - 藤原定家

君が代にあはずは何を玉の緒の
長くとまでは惜しまれし身を

わが君の御代にめぐりあわなかったならば、何のために命を長くとまで惜しんだりしただろうか、この身を。

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新古今和歌集 - 藤原家隆

おほかたの秋の寝覚めの長き夜も
君をぞ祈る身を思ふとて

誰にとっても寂しい秋の、寝覚めがちな長い夜にも、わが君のことを祈っている。わが身を思うからこそ。

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