- 表題
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- 新古今和歌集
新古今和歌集 - 鴨長明
見ればまづいとど涙ぞもろかづら
いかに契りてかけ離れけむ
見るとまず、いっそう涙がこぼれやすくなる。このもろかずらに、どのような宿縁があって、わたしは懸け離れてしまったのだろうか。
新古今和歌集 - 西行
いづくにも住まれずはただ住まであらむ
柴の庵のしばしなる世に
どこにも住みつくことができないのなら、ただ住まないままでいよう。柴の庵のように仮そめの、しばしの間の世なのだから。
新古今和歌集 - 慈円
憂き世出でしつきひの影のめぐり来て
変はらぬ道をまた照らすらむ
あなたがつらい世を出た月日が、月と日の光のようにめぐって来て、変わらずに歩むその道を、また照らしていることだろう。
新古今和歌集 - 源頼朝
みちのくのいはでしのぶはえぞ知らぬ
書き尽くしてよ壺の碑
陸奥の岩手や信夫ではないが、言わずに心に秘めていることは、とても知ることができない。書き尽くしてほしい、あの壺の碑のように。