- 表題
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- 新古今和歌集
新古今和歌集 - 八条院高倉
憂き世をば出づる日ごとに厭へども
いつかは月の入る方を見む
つらいこの世を、日の出るたびに毎日厭っているけれども、いつになったら月の入る西の方、極楽浄土を見ることができるのだろうか。
新古今和歌集 - 藤原清輔
長らへばまたこの頃や忍ばれむ
憂しと見し世ぞ今は恋しき
生き長らえたならば、つらいと思う今この頃も、また懐かしく思い出されるのだろうか。つらいと思っていた昔の世が、今は恋しいのだから。
新古今和歌集 - 西行
末の世もこの情けのみ変はらずと
見し夢なくはよそに聞かまし
末の世になっても、この歌の道の情趣だけは変わらないと告げる夢を見なかったならば、百首歌の勧めも、よそごととして聞き流していただろう。
新古今和歌集 - 花山天皇
津の国のながらふべくもあらぬかな
短き葦のよにこそありけれ
津の国の長柄という名のようには、生き長らえることもできないことだ。短い葦の節と節の間のように、短い世なのだから。
新古今和歌集 - 日吉明神(左注による)
知るらめや今日の子の日の姫小松
生ひん末まで栄ゆべしとは
知っているだろうか、今日の子の日の姫小松よ。これから生い育つ末の世まで、栄えるにちがいないということを。