- 表題
- -
- 新古今和歌集
新古今和歌集 - 住吉明神(左注による)
睦まじと君はしらなみ瑞垣の
久しき世より斎ひ初めてき
私が親しく思っていることを、あなたは知らないだろうが、瑞垣の久しい昔の世から、あなたを祝い守り始めていたのだ。
新古今和歌集 - 熊野権現(左注による)
思ふこと身にあまるまでなる滝の
しばしよどむを何恨むらん
思うことは身に余るほどかなうのだ。鳴る滝がしばらく淀むように、少しの間とどこおるのを、どうして恨むのだろうか。
新古今和歌集 - 石清水八幡(左注による)
ありきつつ来つつ見れどもいさぎよき
人の心を我忘れめや
あちこち歩き回り、何度もやって来ては見るけれども、清らかな人の心を、私は忘れるだろうか、いや忘れはしない。