- 表題
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- 後撰和歌集
後撰和歌集 - 宇多法皇
白露の変はるも何か惜しからん
ありての後もやや憂きものを
白露が消えて変わってしまうのも、どうして惜しいことがあろうか。この世に長らえていても、しだいにつらくなるものなのに。
後撰和歌集 - よみ人しらず
白露の上はつれなくおきゐつつ
萩の下葉の色をこそ見れ
白露が葉の上に素知らぬ顔で置いているように、私も表向きはつれなく起きていながら、萩の下葉が色づくように、心の内で深く思う色を見ているのだ。
後撰和歌集 - よみ人しらず
人はいさ事ぞともなきながめにぞ
我は露けき秋も知らるる
あの人はさあどうだかわからないが、何ということもない物思いの長雨のうちに、私は涙がちな秋であることも思い知らされる。