- 表題
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- 拾遺和歌集
拾遺和歌集 - よみ人しらず
行く人をとどめがたみの唐衣
たつより袖の露けかるらん
旅立つ人を引き留めがたいので、形見として贈るこの唐衣は、裁つ時から、そしてあなたが旅立つ時から、袖が涙の露に濡れていることだろう。
拾遺和歌集 - 戒秀
亀山にいく薬のみありければ
とどむる方もなき別れかな
亀山には「生く」すなわち命を延ばす薬ばかりがあって、つまりは「行く」薬ばかりなので、引き留める手立てもない別れであることだ。