- 表題
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- 拾遺和歌集
拾遺和歌集 - 藤原道綱母
わたつ海はあまの舟こそありと聞け
のりたがへても漕ぎ出でたるかな
大海には海人の舟、尼の舟こそあると聞いているが、この法師は仏の法を取り違え、乗る舟を取り違えて漕ぎ出したことだなあ。
拾遺和歌集 - よみ人しらず
勅なればいともかしこし鶯の
宿はと問はばいかが答へむ
天皇のご命令なので、まことに畏れ多く、梅は献上いたします。けれども、鶯が自分の宿はどこかと尋ねたならば、どう答えたらよいのだろうか。
拾遺和歌集 - 大中臣能宣
なしといへばをしむかもとや思ふらん
鹿や馬とぞ言ふべかりける
ないと言えば、惜しんでいるのか、その鴨を、とあなたは思うのだろう。いっそ鹿を馬と言い張ったように、ないものもあると言うべきだったのだ。