拾遺和歌集 - よみ人しらず
万代を経ても色の変わらない榊葉は、三上の山に生えているのであった。
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拾遺和歌集 - 清原元輔
万代を見るという三上の山に祝いの声が響くからには、野洲川の水もそれに応じて澄みわたっていることだ。
拾遺和歌集 - 大中臣能宣
貢ぎ物を積む大きな蔵という名の大蔵山は、常緑の木々に覆われて、色も変わらずに万代を経ていくだろう。
高島の三尾の中山を杣山として木を切り出し、千代にわたって並ぶ倉を作り重ねよ。
磨いてきた心のしるしもはっきりと表れる鏡山のように、曇りのない御代に巡り逢えることの楽しさよ。
千年を経る松の茂る松が崎には、鶴までもが群れ集まって、遊ぶ心があるらしい。
拾遺和歌集 - 平兼盛
滞る時もないだろうな。近江にあるおものの浜の海人が、日ごとに奉る御膳の品は。
今年から千歳の山は、声を絶やすことなく、君の御代の長久を祈るようである。
近江にある、いよいよ高いという名の弥高山の榊で、君の千代を祈って髪に挿そう。
祈り続けてきた三上の山の、その祈りの甲斐があるので、千年続く君の恵みのもとで、このようにお仕えしよう。
今日からは、岩倉山に万代の年を、揺るぎなく積み重ねていこうと思う。
拾遺和歌集 - 中務
万代の後までも明らかに見通すであろう鏡山は、千年の間は塵一つで曇ることもないだろう。
今年は稲の実りもよく、蚕の飼育もうまくいった。大国の里は頼もしく思われることだ。
名高い吉田の里の杖であるから、いくら突いても、君の万代は尽きることがないだろう。
泉川ののどかな水の底をのぞいてみると、今年は映る影がいっそう澄みまさっていることだ。
鶴の住む松が崎では、鶴と松とを並べて、千代の長寿のためしを見せているのであった。