- 表題
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- 拾遺和歌集
拾遺和歌集 - 壬生忠見
恋すてふ我が名はまだき立ちにけり
人知れずこそ思ひそめしか
恋をしているという私の噂は、早くも立ってしまったことだ。人に知られないように、ひそかに思い始めたばかりだったのに。
拾遺和歌集 - よみ人しらず
嘆きあまりつひに色にぞ出でぬべき
言はぬを人の知らばこそあらめ
嘆きのあまり、とうとう顔色に出てしまいそうだ。口に出して言わない思いを、あの人が知ってくれるのならよいのだが。
拾遺和歌集 - よみ人しらず
見ぬ人の恋しきやなぞおぼつかな
誰とか知らむ夢に見ゆとも
まだ見たこともない人が恋しいのは、なぜなのだろう。心もとないことだ。たとえ夢に見えたとしても、それが誰だとわかるだろうか。