- 表題
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- 後撰和歌集
後撰和歌集 - よみ人しらず
思はむと頼めし事もあるものを
なき名を立ててただに忘れね
いつまでも思おうと頼みにさせた約束もあるのに。ありもしない評判を口実にして、いっそあっさりと忘れてしまえばよい。
後撰和歌集 - 右近
思はんと頼めし人はありと聞く
言ひし言の葉いづち往にけん
いつまでも思おうと頼みにさせた人は、変わらず元気でいると聞く。それなのに、あの人が言った言葉はどこへ行ってしまったのだろう。
後撰和歌集 - 源うかぶ
恋しさは寝ぬに慰むともなきに
あやしくあはぬめをも見るかな
恋しさは、眠らずにいても慰められるわけでもないのに、不思議なことに、まぶたも合わずに眠れず、逢えないつらい目にあっていることだ。