- 表題
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- 後撰和歌集
後撰和歌集 - 清正の母
降りとけぬ君がゆきげの雫ゆゑ
袂にとけぬ氷しにけり
降っても解けない雪のように打ち解けないあなたの、その訪れの雪解けの雫のために、私の袂には解けることのない氷ができてしまった。
後撰和歌集 - 元良親王
逢ふことはとほ山鳥の狩衣
きてはかひなき音をのみぞ泣く
逢うことは遠い。その遠山鳥の模様を摺った狩衣を、着てみても、また訪ねて来てみても甲斐はなく、山鳥のように声をあげて泣いてばかりいる。
後撰和歌集 - 藤原忠国
漁り火の夜はほのかに隠しつつ
ありへばこひの下に消ぬべし
漁り火が夜にはほのかに見え隠れするように、思いを隠し続けて過ごしていたら、恋の火の下で、人知れず消えてしまうにちがいない。