- 表題
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- 拾遺和歌集
拾遺和歌集 - 菅原輔昭
露ばかり頼めしほどの過ぎゆけば
消えぬばかりの心地こそすれ
ほんの露ほどあなたが頼みに思わせてくれた期限が過ぎていくので、露が消えるように、私も消えてしまいそうな心地がする。
拾遺和歌集 - よみ人しらず
逢ひ見ては死にせぬ身とぞなりぬべき
頼むるにだに延ぶる命は
逢うことができたなら、死ぬことのない身となってしまうにちがいない。頼みに思わせてくれるだけでも延びる命なのだから。
拾遺和歌集 - よみ人しらず
いかでかと思ふ心のある時は
おほめくさへぞうれしかりける
なんとかして逢いたいと思う心がある時には、あの人がとぼけて、はっきりしない態度をとることさえ、うれしく思われたことだ。
拾遺和歌集 - 柿本人麻呂
恋ひつつも今日はありなん玉くしげ
明けん朝をいかで暮らさむ
恋い慕いながらも、今日はなんとか過ごせるだろう。夜が明けて迎える明日の朝からを、どうやって暮らしたらよいのだろう。