- 表題
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- 千載和歌集
千載和歌集 - 源有房
漏らさばや忍び果つべき涙かは
袖のしがらみかくとばかりも
打ち明けたいものだ。忍び通せる涙であろうか、いやそうではない。袖のしがらみでせき止めかねているこの涙のことを、せめてこうだとだけでも。
千載和歌集 - 藤原惟規
頼めとや否とやいかにいな舟の
しばしと待ちしほども経にけり
頼みにせよというのか、いやだというのか、どちらなのか。稲舟の「いな」ではないが、しばらく待てという言葉を信じて待った時も、もう過ぎてしまった。